フリーランスのテストエンジニアという選択

近年急速に世間のIT化が進み続けている。インターネットやパソコンのみならず、スマートフォンのアプリ、家電でさえも様々な機能が増え、その分システムに関わる業務も増えている。
システムに関わる業務として真っ先に思い浮かぶのはそのシステムを開発する仕事だろう。だがシステムは開発したらそれで終わりではない。開発したシステムに不具合がないか動作確認などのテストを行う必要があるのだ。
そのテストを行う技術者のことをテストエンジニアという。

IT業界が進化するにつれ、複雑化するシステムに対し想定外の操作が加わった際に起こる動作不良やバグなどを調査し、マニュアルを元にひたすら動作確認をする必要があるため、まず相当な忍耐力が求められるだろう。
しかしパズルや細かなチェックを黙々とこなす事が好きという人にとっては、テストエンジニアはまたとない天職となりうる。

既にテストエンジニアとして務めており、培った技術によりフリーランスとして活動していこうと考えている人も多いだろう。しっかりと自身を律し、フリーランスのテストエンジニアとして活動出来ればプライベートの予定も組みやすく、本来通勤時間としてかかる時間も上手く収入へと繋げる事が可能になる。
しっかりとした技術と経験があれば月収30~50万円ほどの収入となるが、IT業界の幅は広く、関わる業務内容によって大幅に変動する。言語などの専門知識が必要となる案件になれば単価はぐんと上がってくる。目安となる資格として、JSTQB認定テスト技術者資格、IT検証技術者認定試験などを取得しておきたい。

フリーランスの利点は、何といっても自宅に居ながら自分のペースで仕事へ取りかかれる事だ。特にIT業の需要は年々増しており、この先も安定して続けていける業種の一つであるとみられている。
しかしフリーランスになると自分で案件を取ってこなければならない。そのため、フリーランスの案件獲得方法をよく調べておくことが大切だ。